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想いの木

想いの木

タリナカタリ」用に描いたイラストと詩

タリナカタリ「想いの木」(2023)
タリナカタリ「想いの木」(2023-5)
ポケットをめいっぱい膨らませて、
大切なモノを持ち寄ってみた。

時に得意げに、
時に恥ずかしそうに照れながら、
それらを見せあった。

一つに集めて眺めているうちに、
想い想いに持ち寄った大切なモノたちは、
重なったり絡まったりして、
ぼんやりと光をまとう一つの種になった-------
タリナカタリ「想いの木」(2023-5)
タリナカタリ「想いの木」(2023-5)
ここに根をはろう、
そしていつか大きく広く、
この空いっぱいに枝を広げようよ。

その枝に色んなカタチの葉っぱをつけて、
おひさまの光をいっぱいに浴びようね。
風に梢をゆらし、時には色とりどりの花も
咲いたらいいな。
虫が暮らし鳥が羽根を休めてくれるかな。
強い陽射しも激しい嵐も強く柔らかく
受け止めて、地面に落とした優しい影の中で、
動物たちが楽しいおしゃべりの時間を
過ごしてくれると嬉しいな。

ねぇねぇ、可笑しい!
いつの間にか私たちが
まるで木になっちゃうみたいな、
そんな想像してるよね。

(うん...、でも、そうなれたらいいよね...)
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