想いの木
「タリナカタリ」用に描いたイラストと詩

ポケットをめいっぱい膨らませて、
大切なモノを持ち寄ってみた。
時に得意げに、
時に恥ずかしそうに照れながら、
それらを見せあった。
一つに集めて眺めているうちに、
想い想いに持ち寄った大切なモノたちは、
重なったり絡まったりして、
ぼんやりと光をまとう一つの種になった-------

ここに根をはろう、
そしていつか大きく広く、
この空いっぱいに枝を広げようよ。
その枝に色んなカタチの葉っぱをつけて、
おひさまの光をいっぱいに浴びようね。
風に梢をゆらし、時には色とりどりの花も
咲いたらいいな。
虫が暮らし鳥が羽根を休めてくれるかな。
強い陽射しも激しい嵐も強く柔らかく
受け止めて、地面に落とした優しい影の中で、
動物たちが楽しいおしゃべりの時間を
過ごしてくれると嬉しいな。
ねぇねぇ、可笑しい!
いつの間にか私たちが
まるで木になっちゃうみたいな、
そんな想像してるよね。
(うん...、でも、そうなれたらいいよね...)